春風のスネグラチカ

禿げたおっさんのツンデレ話と裸
読むのが疲れる
数年前から溜まり続ける読んでない漫画を崩すきっかけになればいいなとおもって一番新しいのを

・アマゾンレビューより
だからこそ「気付いたらおっさんのツンデレ話になっていた」なぞと変な韜晦をせずベースにしたニキータ・ミハルコフの「太陽に灼かれて」に対してきちんとリスペクトして欲しかったです。
多分、映画未見の人達の「あの禿のおっさんが」とか「脂ぎった中年親父が処女を」とか「何故、あのおっさんが」とかのえらい言われようはもとより(元はあのおっさんが主役なんです。しかも、監督本人)、「太陽に~」のオチを知ってるか否かでラストの別れのシーンに対する感慨が段違いでしょうから
というわけでマイナス2。しかしロバート・リテルの「赤葡萄酒のかけら」以来の「公爵」様の大活躍でプラス1。興味を持たれた方は、かの佐藤哲也の言うところの「リセットボタンを押しまくったせいで」バグだらけになった感のある16年ぶりの続編「戦火のナージャ」と「遥かなる勝利へ」に進み、三池崇史の「DOA」級の驚愕の一発芸オチを堪能されることをお薦めします(このあたりを踏まえると本作と「ハルシオン・ランチ」の路線がそう遠くないことがとっくりわかりますんで)

気になる、小説は読みたくないから3本
漫画家って映画信仰者が多くて複雑な気分
そして本心を語らない人が多いよね

太陽に灼かれて - 一番損した日に衣食住を保証された心境の捏造